My story~ミニマム収納誕生秘話

最終回は最大のピンチ!
ゴミ屋敷一歩手前のお宅からの依頼。
捨てるモノを探している間は片付かない。
100件のお宅訪問の末に辿り着いたミニマム収納術とは?
これから進んでいく未来について、です。

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2012年12月から始めた整理収納サービス。
様々なお客様からご依頼をいただきました。

最大のピンチは2013年の秋に起きました。
これまで伺ったお客様の比にならないほど
散らかったお宅からご依頼があったのです。

テレビで見るゴミ屋敷のちょっと手前、という感じ。
実際、どこで寝ているのか見当も付かないほど
モノで溢れかえっていました。
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そのお客様から「人を招けるようになりたい」
というご希望を伺い、
アシスタントを連れて4ヶ月ほど通いました。

お客様は頭では「減らさなければいけない」ことは
分かっているのですが、
実際にモノを見るとどうしても
「捨てなくない」感情が勝ってしまうようでした。

それでも少しずつ、少しずつモノを減らして行って
4ヶ月後には、ご飯を食べるスペースと、
モノをまたがなくても通れる書斎、
安全に上れるようになった階段、
新たにベッドを入れられる
スペースができました。

しかし、そこでお客様のご予算も尽きてしまい
「人を招ける」までのゴールには届きませんでした。

エネルギー
とにかくなんとかしなくては!と
がむしゃらにがんばってきたこの時に、
最終的なゴールまで辿り着けなかったことが
とても悔やまれてなりません。

もしかしたら、最初にもっと違うアプローチができていたら、
お客様はモノを手放せるようになっていたのではないか?

そもそも、そこまでモノに執着するのはどんな過去、
不安が影響しているのだろう?
そう思って心理学の本を読んでみたり、
セミナーに出てみたり、「心」の勉強も始めました。

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モノに対する執着はとても根が深く、
一筋縄にいかないことも分かってきました。

この壮絶なお客様のお宅を経験して、
一時は自信をなくしかけました。
たくさん悩んだし、泣きました。

しかし、その後も素敵なお客様との
数々の出会いがあったおかげで、
ここまでやってくることができました。

たくさんのお客様のお宅を経験して思ったこと。
それは
「捨てるモノ探し」をしている間は家は片付かない
ということ。

ゴミ袋

捨てるモノ探し絶対に要らない
すぐに分かるものだけしか取り除くことができません。

しかし、ちらかる最大の原因は
「必要そうに見えるけど、実は要らないモノ」
の存在です。

これらのモノは、一見すると
必要なモノに見えてしまいます。

だからこれらは「捨てるモノ探し」している時は
捨てないモノの部類に入ってしまいます。

それを解決するためには
「本当に必要なモノだけ選び取る」
ということ。

人は「本当に必要なモノ」は
直感で選び取れます。

一瞬でも迷った時は、なくてもいいモノの
可能性が高いのです。

先に「本当に必要なモノだけ選び取る」
この時に選んだモノ以外は全て、
一旦別の場所に隔離します。

捨てないので安心してください。
分ける、区別する、ということです。

そして本当に必要なモノだけで生活してみる。

これがとても重要なポイントなのです。

捨てるモノ探しからの脱却。
これがミニマム収納術なのです。

2013年夏からは
「整理収納アドバイザー2級認定講師」の資格を取得し、
自らの運命を変えた
「整理収納アドバイザー2級認定講座」
を教える側になりました。
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講師という立場となり、
より多くの人に整理の重要性、
可能性をお伝えすることに楽しさと
難しさを感じています。

地域の公民館で講師をしたり、
キッチンメーカーさんでの講座なども
担当しています。

みなさん、ご自身の暮らしをより良くしたい。
そう思って講座にご参加くださります。

ただ、残念なことに多くの方の関心事は
収納用品収納の仕方に向いています。
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収納用品収納方法は散らかった部屋を
改善する方法にはほとんどなりません。

収納がよくないから、散らかってしまう。
この考え方自体を変えて行かないと
絶対に片付きません。

散らかってしまうのは、収納の問題ではなく
整理の問題なのです。

整理がきちんとできていれば、
収納は大した問題ではありません。

驚くべき事に、ゴミ屋敷の方ほど
収納をさらに増やそうとしているのです。

もう管理できないほどモノが増えているのに、
さらにモノを増やす発想
そのものが違う方向を向いているのです。
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一人では無理。
時間がない、片付かない。
そういう方は是非プロに頼ってみてください。

苦手なコトをプロに頼むのは
悪いことではありません。
むしろ問題解決の近道です。

限りある人生をこの先どう生きるのか?
人生って思っているほど長くありません。
いつ終わりが来るのか本人にも誰にも分かりません

「あの時モノと自分と向き合ってよかった」
最後に笑って満足できる
人生だったと言えるために
私はこれからミニマム収納を
どんどんお伝えして行きたいと思います。