CDやDVDがたくさんあってしまいきれない!収納に収まりきれない!という方に、CDやDVDを片付ける時に必要な考え方や手順をお伝えします。
もくじ
まずは全体量の把握からスタート
家の中にある、CDやDVDを1箇所に集めます。分散している場合などはひとまず同じ部屋に集めましょう。ざっくりとでもいいので、数が数えられるようなら数を把握しておくといいでしょう。まずは数字としての見える化をすることで自分がどれだけ持っているのかを把握することに繋がります。
そして、CDならジャンルやアーティスト毎に分類してみましょう。もしかしたら同じモノが重複している可能性もありますね。
何をどれだけ持っているのかをまずは自分が把握する、ということをやってみましょう!!
理想の状態(完成形)を描く
ざっくりと持っているモノの全体像が把握できたら、それらがどうなったらいいのか?理想の状態を描きましょう。
例えば1つの棚に収まりきる量だけに厳選するのもいいでしょう。または、部屋数に余裕があるなら趣味のオーディオ部屋として1部屋全部をそれ専用として使えるように整理する、というのもアリだと思います。
大事なのは、自分の家の全体のバランスから持ち物の量が適切かどうか客観的に判断することです。
空間に対してのモノの量
例えば6畳の1Kに住んでいるのにCDが2,000枚ある・・・としたら、他の生活に必要なモノが使いやすく置けない可能性が高いですね。生活に必要なモノが充分に置けないほど趣味のモノが圧迫していたらそれは『適切な量』とはスペースの観点からは言えないでしょう。
お部屋が余っていてスペースに余裕がある人と、お部屋が窮屈で日常生活に支障を来している人とでは、そもそも『持てるモノの量』が違っています。
まずは日常生活に支障がないように自分の所有しているモノの量が空間に対して合っているかどうか考えてみる必要があります。自分では冷静な目で見れないこともありますから、ご家族や友人など第三者からの目線でどう思うか?も聞いてみるといいでしょう。
自分がどうしたいのか?が分らない状態で闇雲に整理を始めても、時間と労力の無駄になる可能性が高いです。まずはどうなったらいいのか?理想の状態を描きましょう。
実際の使用頻度を知る
お片付け作業に伺うと、たくさんのCDやDVDを持っているのに実際は「聞いていない」「見ていない」という人が圧倒的に多いです。
理想の状態では、『家にいるときはCDを聞きながら読書したい』、と思っていても現実は家にいるときはテレビを見てしまう、とか、スマホをいじっていて結局音楽を聴いていない、とか、週末は出かけてしまいDVDを見る時間がない、ということがよくあります。
時間に対してのモノの量
自分の今の生活を振り返ってみて、本当にCDやDVDを取っておいて使う頻度はどの程度あるのでしょうか。その時間に対して、持っている量は適切か考えてみましょう。
例えば普段朝の30分しかCDを聞く時間がないのに、CDが200枚ある・・・としたら、自分が使える時間に対して持っているCDの量が多すぎるということになります。
実際の使用頻度を知ることでどのくらいの量が自分の今の生活に合っている量なのか考えてみましょう。
集めたい、揃えたい、所有したい欲
人間には好きなモノは「集めたい」「揃えたい」という欲があります。また「所有する」ことで自分の一部になったような気持ちになるので、買って手に入れるとその時はとても気分がよくなるものです。
大好きなアーティストのCDを発売日に予約して手に入れたり、CDショップに行って聞いてみたかった音楽のCDを見つけたら「手に入れたい」と思うのはごく自然です。
しかし、単に「好きだから」という理由で買い続けていたらどんどんモノが増えていくのも当たり前です。ひとつ増えれば、使わなくなるものもひとつ増えるのです。持っているモノをまんべんなく使うことは困難で、所有しているモノの中から好きなもの、気に入ったモノがよく使われ、そうでないものはずっと使われないままになっていくものです。
個人の家はお店と違いあらゆるモノをストックしておく場所ではありません。その時々に自分に必要なモノを置いておく場所です。昔好きだったけど今は別の音楽が好きなら、昔好きだった音楽はまた必要な時に手に入れたらいいと思います。
家は生活の中心となる場所です。身体を休めたり、家族とコミュニケーションを取ったり、食事をしたり、お風呂に入ったり、趣味以外にもやることがたくさんあるはずです。そういった日常生活の大事なことがおろそかにならないように持ち物の量を増やしすぎないように気をつける必要があります。
好きなモノをランキングする(取捨選択する)
今持っているCDやDVDで好きなもの、残したいモノをランキングしていきましょう。
収納スペースから残せる量を割り出し、ランキング上位のみを残して適正量とします。
例えば棚に入るCDが100枚だとしたら、今持っているCDの中からベスト100を選ぶ、という方法です。残念ながらランク外になってしまったモノは手放します。こうやって優劣を決めて取捨選択をしていくと、だんだんとモノを厳選する力がついてきます。
次に新しいモノを買うときは100位のモノとの入れ替え・・・を意識して取り入れるようにするといいでしょう。
ケースを外せば省スペースに
CDやDVDはケースに入って売られていますね。ジャケットや歌詞カードなどがケースにはついています。が、もしそれらが必要なければ中身のCDやDVDだけを取り出して別の省スペースなケースへ移し替えることでより多くのCDやDVDを収納スペースに納めることができるでしょう。
ただし、ケースを処分してしまうと手放す時に「売る」という選択肢が難しくなるのでよく検討することをお勧めします。
デジタル時代だからこそのコンパクト化
現在はインターネットの普及で音楽CDやDVDもダウンロードする時代になりました。
データとして買うなら、モノとして増えることはありません。一旦買ったCDをパソコンに取り込んでデータ化するということもできる時代です。ちょっと手間にはなりますがなるべく手元に多く残したい、という方は、データ化して実物を手放す、という方法もありだと思います。(実際にはデータ量が増えているのですが直接は感じにくいですね。データも一杯になってしまえば整理が必要なので気をつけましょう)
DVDなども、最近ではPrime Videoなどのオンラインレンタルなどもありますので買わずに楽しむ方法を検討してもいいですね。
まとめ
CDやDVDがたくさんありすぎてどうやって整理したらいいのか分らない、という場合にはまずは『何をどれだけ持っているのか?』を把握し、次に「どのような状態にしたいのか?」という理想の状態を描いてから整理をスタートしましょう。
収納スペースから残せるモノの量を割り出して、その量まで残したいモノをランキングして取捨選択していきましょう。データ化するのも一つの方法です。
単に「欲しいから」とスペースを考えずにどんどん増やしていたら、収集がつかないことになります。買う、ということはモノを増やすことなので、家のスペースを意識しながら取り入れていきたいですね。