部屋にモノがたくさんあってなかなか片付かない!片付けの本を読んで「やっぱり捨てなくちゃだめか~!」と思ってもなかなか捨てられない。だって全部必要だから買ったモノだし、全部気に入っているから買っているんだもの!と思っている方も少なくありません。
それでは、それらの溢れたモノたちをどうしたらいいのか?まずは整理収納アドバイザーと一緒に「思考の整理」から一緒にしていきましょう。
もくじ
「気に入っている」の定義をハッキリさせる
人の使う言葉にはあいまいなものが多く、使っている本人も意識していないことがほとんどです。今回は「気に入っている」という言葉をどういう意味で使っているのかを確認するところからスタートしていきます。
メモ
A子さんは自分の「気に入っている」の定義を考えてみたことで、これまで「気に入ってる」と思ってきたモノは実は単にちょっといいな、と思ったレベルであることに気づきました。本当に気に入っているモノと単純にいいなと思ったモノをしっかり分けられていないことはよくあります。あいまいな言葉をしっかり定義することで本来の意味との矛盾を発見することができます。
本当に気に入っているモノってどんなモノ?
メモ
本当に気に入っているモノは長く使いたくなります。使い心地がいい、持っていると安心する、というようなものが本当に気に入っているモノと言えます。
気に入っているモノはそんなに多くない
メモ
これから具体的に使う予定が明確にならないモノはたとえ新品や未使用であっても一度手放すことをお勧めします。収納に収まる量まで減らすのが鉄則ですが、ぎゅうぎゅうに詰め込むようにしまうのではすぐにリバウンドして片付け崩壊してしまいます。本当に使うものを使いやすく、取り出しやすくしまいやすいスペースの余裕を確保できる量まで減らすように心がけましょう。
片付かない!と思ったらまずは思考の整理
今回のA子さんのように「気に入っているモノは捨てられない」という人はたくさんいます。気に入っているモノをわざわざお金を出して買ったのになぜ捨てなければならないのか??と憤りを感じる人もいるでしょう。しかし、家のスペースは限られています。限られた空間で快適に暮らすためにはある程度モノの量を制限する必要があるのです。モノよりその空間に住んでいる「人」の方がよっぽど大切なはずです。
まずはモノがたくさんあるのに「いいなと思ったら買う」という習慣自体を変える必要があります。モノを買うこと自体をストレスの解消法にしていないか?見直してみましょう。パッと目について「いいな!」と思うものも一度一呼吸おいて本当に必要か?今家にあるものを手放してでも迎い入れたいモノなのかどうかよく考えてみてください。今の世の中には、いいモノ、素敵なモノ、かわいいモノ、便利なモノは五万と溢れています。それらをすべて「気に入ってたから」と定義して買っても使わずに無駄にしてしまわないように、モノとの付き合い方をしっかり考えてみてください。
買う前によく熟考し厳選して選んだモノ、長くそれを持ち続けたい、手入れして付き合っていきたいと思うレベルのモノとだけ付き合うようにすると無駄な買い物も減らせますよ。
お部屋が片付かない時はお部屋と同様、頭の中もごちゃごちゃして散らかった状態です。まずは思考の整理から始めてみませんか?ミニマム収納アカデミーでは思考の整理のお手伝いをしています。