年末の大掃除も気になるこの時期。日々、散らかっていく家の中でどうしたらいいのか途方に暮れているシニア世代。子育ても終わり、大きな家に残ったのは老夫婦。体力も気力も減っていく中でどう家を片付けたら良いのか悩んでいる。そんなシニアが増えています。終活や生前整理など話には聞くけど何から始めたらいいの?そもそもやる気が起きない!そんなシニア世代の手助けになるように、越谷市蒲生地区センターにて整理収納講座を開催しました。毎年11月~12月にかけて開催されるこの子育て世代向け整理収納講座も今年で6回目。全2回コースで基礎からしっかり整理収納を学んでいただきます。
もくじ
家をキレイにしたい以上に重要なこと
シニア世代のお片付けは見た目どうこうというよりも重要なのは、安全・健康を優先することです。安全・安心を確保できれば心のゆとりもできるし、安心に繋がります。シニア世代が最も求めているのは「安心感」。安心感を得られる家にするということはどういう事なのか?安全・健康を確保できるようにする片付けについてお話ししました。
床置き厳禁!!転倒・ケガの元は絶つ!
シニア世代で最も気をつけたいのが安全面です!
- 床置きのモノにつまずいてケガをする
- 掃除が行き届かなくなり病気になりやすくなる
- 災害時に避難経路を塞いでしまう
部屋が散らかっているとこういった危険性が増えます。まずは安全を確保することからスタートです。
モノがたくさんあると安心、は嘘
シニア世代の人はいつか使うかもしれないと思うモノをとっておく傾向が強いです。また必要になったとき買うお金の心配もあるからでしょう。しかし、モノを溜め込んでいると
- どこにしまったか忘れて探す
- 掃除が行き届かなくなり埃が溜まる
- 家事に時間がかかる
- 防災上ケガの元
- ないと思ってあるモノを重複買いすr
- イライラする
- 人を招けない
これらの全ての要素が、分からない・困るから『不安』を作り出す元となります。安心したいためにモノを取っておいて反対に不安になるというパターンなのです。
でも、捨てられない!
いつか使うかも、もし必要になったら・・・そう思うと捨てられないのが人の心理。しかし、答えの出ない質問をいつまでもし続けても意味はないのです。大抵の場合、「もし・・・」は現実に起こる可能性は非常に低いというのが実情です。そんなときに有効なのがこれまで捨てて後悔したモノをリストアップするワーク。以外と人は迷っていたこともその時を過ぎると迷っていたことも忘れてしまいます。これまでの長い人生で捨てて後悔したモノの数が少ない・ほとんど思い出せないなら、この先も同じですよ~ということ。
もったいない!で終わらせない
もったいない!という言葉はそれ以上思考を停止させてしまう言葉です。何がもったいないのか、具体的に掘り下げて考えてみましょう。本当のもったいないはモノを活かさないこと。使わないことがもったいない!なのです。いただきものを箱にしまって棚に保管するのではなく自分のためにどんどん使いましょう!
セミナー・講演依頼など
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