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片付けられない人は決断できない人?決断力をアップさせる5つの力を手に入れよう!

片付けたい!のになかなか片付けられない。目の前にあるモノを見ては「やっぱり捨てられない」と戻してしまう。そんな方は決断力が弱いのです。それでは決断力をアップするにはどうしたらいいでしょうか?整理収納アドバイザーの資格を持つミニマム収納術的な決断力アップ方法をお伝えします。

もくじ

決断力がない人の特徴とは?

片付けは「決断」の連続です。決断なくして片付けはできません。決断力とは、選択する力です。選択ができない背景には以下のような「恐れ」と「不安」が存在しています。

1.失敗したくない

失敗したときに生じるリスクを背負いたくないという気持ちが強い人は決断ができません。何かを決断するときにいつも先に「悪いこと」が頭に思い浮かびそうなる可能性があるのならやらない方を選ぶという思考回路になっています。

2.責任を取りたくない

何か不都合が起きたときに、自分のせいにされたくないという想いが行動を妨げています。誰かに責められるところを想像して「私のせいじゃない」と言えないことが怖いのです。

3.自分の意見がない

つい自分の意見より他人の意見を尊重してしまう。他人の言葉に振り回されてしまい、自分の意見が言えません。他人がいいものと言えば自分にとって全然いいものでなくてもいいものと思ってしまう傾向があります。

4.嫌な人だと思われたくない

いつも他人の目が気になり、どうしたら嫌われないだろう?と考えています。嫌われたら生きていけない、NOと言ったら嫌われてしまうかもしれないから断れないと思っています。自分勝手に振る舞うことを「悪」だと思っています。

5.行動するのが怖い

本当に心からやりたい!と思っていないことに対しては特に行動が遅くなりがちです。不安や恐れが常に頭にあるため安易に行動することでよけいな不安を増長させたくないと思っています。自分の意思で何も決断できないので行動も遅くなります。

 

いつからそうなったのか?きっかけとなる出来事は?

決断するのが苦手、という方は子どもの頃からそうだったのでしょうか?いつから決断するのが苦手になったのか?思い出してみてください。

お母さんやお父さんは厳しかったですか?あなたの言うことを尊重してくれましたか?それともやることなすこと全て「それじゃダメ」とダメだしされて来ましたか?親の期待が高くてそれに応えられなかったり、自分はダメだなあと思うことは多かったですか?親からたくさん自分を認める言葉をかけてもらいましたか?

過去に大きな「失敗した」と感じた出来事はありましたか?何かを決めようとすると、その時のことが頭に思い浮かぶということはありますか?

 

決断力を鈍らせた経験は過去と紐付いていることが多いです。

過去に自分が役に立たなかった無力感、やったことを認めてもらえなかった否定感、愛されていると感じられなかった(自分より姉弟をかわいがられた)というような、自分の作った思い込みが決断を鈍らせている可能性が高いのです。これらは自分の思い込みであって事実ではありません。親はかわいい我が子が傷つかないように、社会で苦労しないように、その時精一杯ベストを尽くした結果、そのような対応をしたのです。決して傷つけるためではないということを理解してあげてください。

 

大人になった今、いくらでも自分の選択で新しい人生を切り開くことができます。今のあなたは無力な子どもの頃と違います。間違っても、失敗しても立ち直る心の強さをもってこれから先の人生を思い通りに変えてきませんか?

 

決断力をアップするためには?5つの力を手に入れよう!

1.覚悟を決める

とにかく本気で「やる」と決める。ただそれだけです。片付けると決めたら「やり遂げる」と自分自身に約束しましょう。

2.責任を持つ

どのような結果になっても自分が決めたことの結果を引き受けると決めましょう。必要なモノを間違って捨ててしまったとしても「片付けるために必要なことだったのだ」と自分を納得させましょう。

3.自分の軸を持つ

他人がどう言おうとも自分の「気持ち」を大事にする、優先する。心の声に耳を傾けましょう。嫌いなモノを他人に悪いからと取っておいたりするのではなく、私の家を部屋を私の心地いい空間に必要なモノだけ残しましょう。

4.嫌われてもいいと開き直る

相手と意見がぶつかったら、その人とはそのことについては意見が違うのだということを認めて「違い」を許しましょう。

5.すぐ行動に移す

「やる」と決めたことにすぐ取りかかりましょう。途中でやめたくなっても、なぜ片付けたいのか?という本来の行動目的を思い出して少しずつでも続けましょう。

 

 

それでもどうしても「決断」できないなら・・・

どうしても怖い、どうしても、不安が拭えない。という方は心療内科の受診も検討してみるといいかもしれません。極度の不安症になっている可能性もあります。

片付けようと思ってもなかなか思い通りに進まずに部屋の散らかりが悪化していくという方の中には、ADHD(注意欠陥多動性障害)などの傾向が見られる方も少なからずいます。目に付いたことをちょっとやり始めたら、次に気になることができてそちらに没頭してしまい、前にやっていたことがやりっぱなしの状態・・・。例えば洗濯物を干している途中で目に付いた庭の植木の手入れをし始めてしまい、洗濯物を干すのを忘れて植木の手入れ、途中でまた別のことが気になり植木の手入れを途中にしたまま次の事へ・・・をずっと繰り返してしまう人に見られる傾向です。こちらも心配であれば専門家の受診も検討してみるといいかもしれません。

しかしそこまでいかなくても、モノを減らして本当に必要なモノに絞った暮らしができればこれら症状もだんだんと気にならなくなる可能性もあります。そのためにもまずは「決断」することを避けずに小さな成功体験を積み重ねていく必要があります。

これまでの人生で捨てて後悔したモノは何ですか?

これまでの人生で捨てて後悔したモノは何ですか?という質問を何百人という人にこれまで聞いてきました。8~9割の人は「思い出せない」と回答しています。捨てて後悔したモノを挙げてくれた人も多くて2~3個です。長い人生の中で捨てて後悔したモノがたったの2~3個なら大したことないですよね。間違ってしまうことって誰にでもあります。それが2~3個なら全然少ない方だと思いませんか?1回も失敗しないで生きていくことなんてできないからです。

今抱えている不安を乗り越えてしまえば、数ヶ月もすれば何を悩んでいたのかすら思い出せないというのが実際のところではないでしょうか。勇気を出して「決断」しましょう。

未来は不安と恐怖で満たすのではなく、明るい楽しい未来を描く。
これからの人生がもっと楽しくなる!ワクワクする生き方をしたくないですか?今までと違う「決断」をしてみると新しい未来が開けてくるかもしれませんよ。

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  • この記事を書いた人

寺尾江里子

ミニマム収納アカデミー主宰 整理収納アドバイザー1級、2級認定講師 「片付けが苦手」「なかなかモノが捨てられない」 絶賛子育て中40代ママのお悩みを解決いたします!

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