My story~ミニマム収納誕生秘話
4回目は、日本で初めてのひとり暮らしの話。日本橋のせま~い1Kに住んでました。
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カナダから帰国後、一旦は実家に戻りました。実はカナダ行きについては両親に反対されており、そこを無視してカナダに行ったため、帰国後親からは「仕事を見つけたら家を出なさい」と言われていました。どんな仕事しようかいろいろ悩んで、たまたま転職支援会社からの紹介でこれまでまったく縁のなかったIT企業に入社させていただくことになりました。
当時29歳。
パソコンスキルもそれほど高くはなかったのですが、「やる気があるなら教えてあげる!」という上司の一言で「やるなら今だ!」と感じました。未知の世界に飛び込んだワケですが、最初は苦難の連続でした。入社してすぐ先輩が産休に入って、実質2ヶ月程度で法人の事務局を仕切ることになったのです。
上司は鬼のように(笑)厳しいながら、愛ある指導をしてくださいました。ただ厳しい訳じゃなかったから耐えてついていけたんですね。同じ部署の仲間や先輩にもとても恵まれました。この会社でビジネススキルをた~くさん磨かせていただきました。今となっては感謝の言葉しかありません。この会社に入って3ヶ月後、実家を出て一人暮らしを始めました。都心の1Kマンションです。
場所はなんと日本橋。そう、東京証券取引所がある日本の証券街の中心地です。部屋はたったの6畳。それでも家賃は10万円!狭いキッチンとクローゼットが1個あるだけのシンプルな部屋です。
そこに決めた理由はやっぱり通勤が楽なこと。バスルームとトイレが別なこと(笑)ユニットバスはどうも苦手です。ここにほんの少しの衣類と日用品、家電を持ち込んでの生活が始まりました。
- ソファベッドはソファにも、ベッドにもなる。
- ダイニングテーブルは折りたたみ稼働式。
- パソコンはテレビと兼用。
- クローゼットに服は全て収まる量だけ。
狭いからできる工夫をいろいろ考えて見ました。
狭いというとマイナスに聞こえますが、コンパクトだからこそ、便利なこともある。
狭いから散らかっても仕方ない???
収納が少ないから散らかる???
それはモノの持ち方次第で何とでもなります。
狭い部屋でも友達が泊まりに来たり、いつでも招ける部屋にできていたのは過去の海外生活で「モノを厳選する」能力が身についていたからかもしれません。
IT企業で働いていた頃は、残業も多くハードな仕事でした。しかし通勤は片道たった20分!実家暮らしの時とは比べものにならないほど楽でしたし、とにかく朝から夜まで仕事に没頭した生活を送っていました。時には終電ギリギリまで仕事なんてことも。今ではできないことも、当時経験しておいて本当に良かったな~と思います。
次回は、結婚、出産によって生活が激変。整理収納アドバイザーとの出会いについてご紹介します。