こころと部屋のお片付け

ミニマム収納術®

収納スペースにモノがいっぱい詰まっていて余裕がない

収納スペースがたくさんあるにも関わらず、そのスペースにモノがいっぱい詰まっていて空間に余裕がない。そんな人の中には、自分や家族のモノだけでなく、誰かに何かをあげる時のために使うモノがたくさん詰まっていることがあります。

「人に喜ばれたい」という心理には、「役に立つ自分でいたい」という心理も見え隠れします。
自分が人の役に立つことで自分の存在意義や存在価値を確認している場合もあるかもしれません。

例えば、誰かにモノを上げるときに使う空き箱や紙袋、容器などが大量にある方は、整理収納の観点から言うと「他人のために自分のスペースをいっぱい使ってしまう人」でもあります。

また、そういう人は人からもらったモノも捨てられないと思う人が多い傾向にあると思います。こういう「いい人」や「やさしい人」ほどモノを増やしやすいのかもしれません。
そして、時間的にもスケジュールをいっぱいにして常に何かに追われるように動き続けていることもあります。

人と人のつながりってとっても大切ですよね。
人は一人じゃ生きていけないし、周りとの関りや助け合いって本当に大事です。

ただ、自分をないがしろにして他人のために奔走して自分が疲れてしまっていては本末転倒。
自分の暮らしを不自由にしてまでも、他人のもので家を占拠してしまうのは考え直した方がいいかもしれません。

人の役に立つ、は自分の心身の健康があってこそ。
自分を大切にすることは、他人をないがしろにするということではありません。
自分に余裕がないのに、人のために時間もスペースも使っていないか見直してみましょう。