8年ほど片付けの仕事をしていて気づいたことがあります。それは片付けが苦手な人には分類が苦手な人が多い、ということです。
分類する力、つまり分ける力が高い人ほど片付けが上達しやすいと言えるでしょう。しかし今は分類が苦手な人でも慣れてくれば分類する力は高くなっていきます。分ける力は鍛えることができるのです。
それにはまず、どんな分類方法があるのか知ることから始めましょう。今回は片付ける時に知っておくと便利な分類法を5つお伝えします。
もくじ
片付ける時に知っておくと便利な分類法5選
1.カテゴリー別
モノの種類ごとに分ける方法です。
例えば、Tシャツ、ジーンズ、セーター、スカート、靴下、などモノの種類別に分けることです。最も基本的で分かりやすい分け方とも言えます。
2.使用頻度別
モノを使う頻度ごとに分ける方法です。
例えば、文房具でも毎日使うモノ(ペン、ハサミ、糊など)、時々使うモノ(ホチキス、修正テープ、クリップなど)、あまり使わないもの(色鉛筆、三角定規、シャープペンシルの替え芯など)というように使う頻度に合わせて分けていく方法です。
3.人別
モノを使う人ごとに分ける方法です。
例えば、ハンカチやポケットティッシュなどを、お父さん用、お母さん用、子供用、など使う人ごとに分けていく方法です。
4.目的別
モノを使う目的ごとに分ける方法です。
例えば、手紙を書くという目的で使うモノをグループにまとめるとしたら、便箋、封筒、ペン、切手、糊、はがき、などを一緒にグループにしておくと、文房具の山から見つけ出すより効率がよかったりしますね。
5.使っている・使っていない
一番シンプルですが、もしかしたら一番難しい分類方法!?です。この「使っている」「使っていない」は片付けの基本とも言える分け方です。ちなみに一般的に使われる「要る」「要らない」で分ける方法は、感情が入ってしまうため使わないモノでももったいないからとっておきたいと思う人にとっては、片付かない原因となってしまいますのでお勧めしません。
他にもたくさんある分類方法
上記の5つの方法以外にもたくさんの分類方法があります。例えば、色、素材、大きさ、季節、ジャンル、場所、などなど、あげればきりがないくらいにたくさんの方法があります。
どう分ければ効率がいいのか?自分の目的に合った分類方法は何なのか?考えて分けてみるトレーニングを繰り返してみましょう。何度も繰り返していくことで、分ける力がアップして、片付け上手に近づいて行きますよ!