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頂き物のカレンダーをどうしたらいい?年末にカレンダーがたくさん来るお宅の対処法

年末になるといろいろな所からカレンダーをもらうので家中にカレンダーがあるというお宅も多いかもしれません。私の実家もかつてはそうでした。もらったはいいけど、貼る場所もないしどうしよう?そう思いつつ丸まった状態のまま次の年になって捨てる、を繰り返していました。お片付け作業を依頼してくださるお宅にもたくさんのカレンダーがあり、その処理に困っているという方も少なくありません。それでは頂き物のカレンダーとどう付き合って行けばいいのか考えてみましょう!

もくじ

そもそもカレンダーの役割は?

カレンダーの役割は日付や曜日などを見て確認することが目的です。見ないカレンダーを持っていて何か意味があるのでしょうか?ポスターの代わりに貼っておく、というお宅もありますがそのポスターも見てこそ価値があるはずです。

電車の路線図や潮の満ち引き、干支、日干、都道府県の地図や、美しい景色の写真、名言集など、カレンダーについてくる機能は様々です。「便利そう」「あったら良さそう」と思うモノもたくさんあります。それも、使ってなんぼ、です。壁に貼っても見なくては意味がない。しかしその機能性に惑わされてしまう人も多くいます。自分に不足している情報を補ってくれるモノに人は魅力を感じるのです。

カレンダーは必要な分だけ、使う場所に、使いやすいタイプのモノを置く。それ以外のカレンダーは要らないモノと心がけましょう。

 

もらい方別対処法

もらい方によっても対処方法は変わります。大きく2つのパターンを見ていきましょう。

対面でもらう

どこかのお店に行ったときや人に会ったときに年末のご挨拶がてらカレンダーをもらう場合、このカレンダーは要らないと思ったらその場でお断りしましょう。「うちは貼る場所がないので」「もう他からもたくさんいただいているので」「他に必要な方にぜひ差し上げてください」このような断り方なら相手の方も嫌な気持ちはしないでしょう。「いつもありがとうございます。」と気持ちは受け取り、モノは辞退する。それは大人のマナーとして是非身につけて欲しいです。

郵送でもらう

毎年郵便でわざわざカレンダーを送ってきてくださるところもありますね。要らないな、と思ったら電話またはお手紙で御礼がてら次回からは送らないようにお断りしましょう。「毎年送ってくださってありがとうございます。せっかく送ってくださってもうちでは活用しきれないので来年からは送ってくださらなくて大丈夫です。お気遣いありがとうございます。」このような電話やお手紙ならきっと相手も気を悪くすることはないでしょう。

 

どちらの方が気持ちが楽に感じるか?

カレンダーをくれると言うのに要らないと断るのが気が引ける、という方はどちらの方が自分の気持ちが楽か考えてみてください。

もらうのを断る VS 受け取ってから捨てる

家に持ってきてしまってから、「これどうしよう?捨てられないな~」と思うなら、まず家の中に入れないようにするのがお勧めです。モノを無駄にすること、活用出来ずにそのまま溜めていつか捨てることに罪悪感を感じるのであれば入れない選択がベストです。「使い切れずにもったいないな~といつも思ってしまうんです」と率直な気持ちを伝えれば相手も無理にもらってもらおうとは思わないはず。

せっかくくれると言ってくれる相手の好意を断るのが嫌だと感じる方は、カレンダー受け取ってあげて捨てる、というのもありです。相手の好意はカレンダーを受け取ってあげることで目的は達成しています。カレンダー自体はどうでもいいのです。相手も「絶対使ってくれなくちゃ嫌!」なんて思っていませんから安心してください(笑)受け取る人が減ればその会社もカレンダーを作って配ることを辞めるかもしれません。

日本には昔から感謝の気持ちをモノに表す習慣があります。お中元、お歳暮、お年賀、結婚式、何かのご挨拶の時にモノを渡す。この習慣があるのでなかなかすぐにカレンダーを配る会社が減るとは思いませんが受け取る人が減ってくればそのうち要らないモノにお金を使う会社は段々減ってくるのではないでしょうか。

 

欲は正しく使う

人間には「欲」があります。タダでもらえるモノはもらっておきたいという欲。損するより得したい、という欲。「強欲」「無欲」のように言葉の使い方によって「欲」は陰陽どちらにも転じることができるのではないかと思います。

そもそも何かを満たしたい、というのが「欲」の源なのではないでしょうか。しかし、モノで満たせる欲はほんの一瞬です。買って満足、もらって満足、はその場限りです。すぐにまた「ない」と欠乏感を覚える。だとしたら、それは自分の心の問題です。「ない」に思考が向きやすいのは人間の特性です。しかし、それを変えていくことで人生がもっと豊かになります。

人間は欲があるから向上する。正しい欲の使い方をすれば、自分はどんどん成長していくことができるし、自分を満たしていくことができます。モノに頼らずとも欲を満たす方法はたくさんあるのです。

 

まとめ

必要以上のモノをもらってしまったり、またそれを要らないと断れないのは自分の悩みの種を増やしているようなものです。たかがカレンダーなれど自分に必要なモノとそうでないモノを見極める力が必要です。モノと向き合うことは自分自身の思考や思い込みを知ることに繋がります。要らないモノを溜めておく習慣を見直すと悩みの種が減っていきます。家の中を整理して自分の好きなことやりたいことに使うエネルギーを増やしていきましょう。

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  • この記事を書いた人

寺尾江里子

ミニマム収納アカデミー主宰 整理収納アドバイザー1級、2級認定講師 「片付けが苦手」「なかなかモノが捨てられない」 絶賛子育て中40代ママのお悩みを解決いたします!

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